急に人がやってくる、手料理を出す場合、メニュー選びからその他の準備まで、どうすればよいかわからず困った経験はありませんか? そこで今回は、具体的な料理の決め方のポイントや和・洋の具体的なメニュー、注意点などを紹介します。
どんな料理を出す?
今はおいしい料理はお店でたくさんいただけますので、普段、つくり慣れた家庭料理を組み合わせて出します。
料理といっても、かしこまりすぎず、あえてつくり慣れたものを出すというのは、きめ細やかに相手のことが考えられていますね。
料理を出す時の5つのポイント
1:訪れる時間帯を配慮してメニューを考案
「例えばブランチ、ランチ、アフタヌーンティータイム、ディナーなど、訪れる時間帯により、メニューを考えます」
2:お酒はマリアージュも考慮
「お酒を出す場合は、マリアージュも考えて、それぞれに合った料理を出します」
3:年齢によってメニューを配慮
「家族でいらっしゃる場合は、家族構成、年齢などわかる範囲で事前に伺い、アレルギーの有無を確認します。また、年齢により、好まれそうなメニューを考えます」
4:人数によってスタイルを変更
「人数が多いときは、大皿料理を数品用意して、好きなものを取り分けていただくスタイルに。反対に、ご夫婦や、少人数のときは、お盆にのせて御膳のようなスタイルにします」
5:メニューは来訪者に合わせたテーマで
「料理のメニューは、いらっしゃる方に合うのテーマを考えます。入学のお祝い、結婚のお祝い、友人の一時帰国の会食など。また旬のお魚やお野菜、果物を取り入れ、バランスを考えて出すようにしています。何度か我が家にいらしている方には同じメニューにならないようにすることも考えます」
和食と洋食の料理の献立の立て方の基本
料理を考えるとき、和食と洋食で迷うことがありますが、和と洋でおもてなしの考え方は異なるのでしょうか?
和も洋も基本的には同じです。オードブル的なもの、前菜になりそうなもの、メイン料理、デザートと、和洋折衷、中華料理も織り交ぜて、メニューを組みこみましょう。
和食
・肉または旬の魚を取り入れたメイン
・メインに合った酢の物、煮物、和え物、汁物
・果物やお菓子
洋食
・肉または旬の魚を取り入れたメイン
・付け合わせのボイル野菜やサラダ、野菜のマリネや魚のマリネなど前菜になるもの
・スープ、パン、デザート
食事中に注意すべき3つのポイント
1:テーブルをきれいに保つ
「料理を順番に出しながら、食べ終わった器や、グラスなどはさげ、常にテーブルをきれいに保つことが大切です」
2:料理を出すだけに徹しない
「料理を出しながらも、自分も席について会話に参加する」
3:食事のペースを見ながら料理の量を調整する
「食べられる量、お酒の進むスピードなどを随時見ながら、次にお出しする料理の量を調整します」
細やかな配慮の効いた食事は、きっと招かれた来訪者の心に響くもの。
ぜひご自身の場でも、取り入れてみてくださいね。